難聴でお困りの方へ
生活の中で不便に感じれば補聴器を試聴してみましょう。

当院の補聴器外来について
補聴器の適応
- 生活の中で難聴に不便を感じるようになる
- 純音聴力検査で中等度以上(40dB)の難聴がある
- 薬物治療や外科治療で改善の見込みがない

当院の補聴器外来の特徴
私は、厚生労働省認定の補聴器適合判定医師、日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会の補聴器相談医として、自己研鑽しながら補聴器診療に取り組んでおります。
補聴器外来では、医師、補聴器担当看護師と認補聴器技能士が協力して、補聴器を快適に使えるようサポートします。約2~3か月の試聴と調整期間を設け、その後に購入するかどうかをじっくり検討していただきます。

補聴器外来は月曜、火曜の13時~
補聴器の試聴・調整は、月曜、火曜の13時~15時に完全予約制の補聴器外来で行っています。
信頼する認定補聴器技能士と看護師が補聴器の適合評価・調整を行います。
高齢者が多いため、感染患者と完全に分離できる利点があります。
補聴器の相談はまず一般外来で
- 補聴器を検討している方は、まずは一般外来で診察を受診してください。
- これまで補聴器をご利用で買い替えをお考えの方は、お電話での受付をご利用ください。補聴器外来の予約を直接お取りいたします。
- 他店で購入されたものの再調整は、基本的にお断りしています。過去に再調整によって補聴器が故障したケースがあり、その場合は責任を負えないためです。

補聴器診療の流れ
- 補聴器外来は
毎週月曜と第1・第3火曜日
12時30分~15時 に行っています。 - 一般外来に受診し、診察、聴力検査を行い、適応があれば、補聴器外来を予約します。

- 補聴器外来 1回目
- ・補聴器の種類、価格など説明いたします。
・聴力検査に合わせて補聴器を調整します。
・補聴器適合検査を行い、調整が適切か確認します。
・補聴器を試聴していただきます。
*イヤーモールドや耳穴補聴器希望の場合は、耳型採取します。試聴機作成まで1-2週間お時間をいただきます。

- 補聴器外来 2回目以降
- ・2-4週間ごとに補聴器外来に受診していただき、補聴器を調整していきます。
・補聴器適合検査を行いながら、再調整します。
・2-3か月は通院していただき、補聴器を調整を繰り返し、しっかり適合させます。試聴期間は最大3か月です。補聴器に満足されましたら補聴器を購入していただきます。
・補聴器が合わないようでしら、購入を見合わせていただいても構いません。
補聴器購入助成制度
補聴器購入に際して、十分とは言えませんが、購入助成制度があります。該当するようでしたら案内いたします。
補聴器購入費の医療費控除
日本耳鼻咽喉科学会認定補聴器相談医が、「補聴器適合に関する診療情報提供書(2018)」により、補聴器が診療等のために直接必要である旨を証明している場合には、補聴器の購入費用が、医療費控除の対象になります。
当該年度の確定申告時に、「補聴器適合に関する診療情報提供書(2018)」の写しと補聴器の領収書を提出してください。
詳しくは、最寄りの税務署にお問い合わせください。
*すでに購入した補聴器に対しての診療情報提供書は発行いたしません。
*診療情報提供書は、認定補聴器技能者が常駐している認定補聴器専門店宛て以外には記載いたしません。

障がい者総合支援法(難聴による身体障がい者認定)による補助
当院での診察、検査所見から、高度難聴と診断されれば、障がい者総合支援法(難聴による身体障がい者認定)による補助を受けることができます。
滋賀県による中等度難聴児のための、補聴器購入助成制度
滋賀県では、上記の障がい者総合支援法の対象とならない、軽度~中等度の難聴児(18歳未満)が、補聴器の購入の際に補助を申請することができます。申請は滋賀医科大学医学部附属病院耳鼻咽喉科または滋賀県立小児保健医療センター耳鼻いんこう科からしか行えませんので、該当する場合は紹介いたします。
対象
18歳未満であり、以下の①~④の要件をすべて満たす方 (続きを読む)
・同一世帯に、直近の市町民税所得割額が46万円以上の人がいない
・保護者が滋賀県内に在住である
・原則として、両耳の聴力レベルが30デシベル以上、70デシベル未満であり、障害者総合支援法の補装具費支給の対象になっていない
・補聴器の装用により言語の習得等一定の効果が期待できることが指定医師の意見書によって認められている
補聴器 Q&A
難聴があることで会話以外の問題はありますか?
難聴があると、交通事故や転倒、うつ、認知症など、難聴以外にもさまざまな影響が出やすくなります。特に近年は、認知症と難聴の関係が注目されており、認知症予防において最も重要な要因の一つであることが明らかになっています。


補聴器の価格はいくらですか?
片耳で10万円~40万円です。
15万円前後の補聴器が、機能と価格のバランスがよく、購入される方が多いです。
原則、両耳装用を勧めておりますので、費用は、20万円以上になります。
また、補聴器の寿命は5-6年となっており、故障が多くなれば買い替えが必要になってきます。
両耳装用を勧められました。片耳ではだめですか?
両耳に難聴がある方には、両耳での装用が推奨されています。補聴器は高額なため迷うこともありますが、当院でも両耳装用をおすすめしています。
両耳装用には以下のメリットがあります。
- 両耳の方が、音を理解することに有利。
- 騒がしい環境での会話や特定の音を聴取することができる。
- 音の方向感覚がわかる。
- 両耳で互いに補いながら音を聞くため、脳が疲れにくい。
ただし、片耳が軽度難聴であるか、重度難聴の場合には、片耳装用をお勧めする場合があります。
耳鼻咽喉科で購入することにメリットはありますか?
補聴器は、法律では管理医療機器となっており、日本耳鼻咽喉科学会は、補聴器販売の在り方について、「補聴器は、難聴によるコミュニケーション障害の補完を目的とする医療機器であり、耳鼻咽喉科医の診断のもとに購入されるべきである」と提言しています。
補聴器購入に際し、補聴器相談医が関与することで、以下のメリットがあります。
- 難聴の原因が、真珠腫性中耳炎や聴神経腫瘍、耳垢など治療が必要な病気かもしれません。耳鼻咽喉科でこれらの治療が必要な病気がないか診断する必要があります。
- 補聴器は比較的安価なものから極めて高価なものまで色々あります。耳鼻科医は補聴器販売に関連して利益を得ることはありませんので、第三者の公平な立場から、選択すべき補聴器に関してアドバイス、監視することができます。
- 補聴器を購入した後、その補聴器の調整がうまくいっているかどうか、再調整の必要はないかなどを、医学的な観点から評価し、認定補聴器技能士にアドバイスすることができます。
補聴器購入後に通院は必要ですか?
6ヶ月から1年ごとにご来院いただき、補聴器の点検や調整を行います。
補聴器は日常的に使用するため消耗しやすく、定期的なメンテナンスが欠かせません。
また、脳の順応や聴力の変化に合わせて、少しずつ微調整を続けることも大切です。
さらに、純音聴力検査による聴覚評価も年に1回実施しています。
補聴器は音がひびいてうるさいと聞きましたが?
補聴器がうるさく感じるのは、聴覚補充現象や脳の過敏さが影響しています。
聴覚トレーニングという考え方があり、補聴器を2~3ヶ月使い続けることで脳が慣れ、うるささを感じにくくなります。。

他店で購入したものは調整していただけますか?
他店で購入された補聴器、特に通販で購入されたものは、調整ができないようロックがかかっていたり、調整によってハードが故障してしまう場合があるため、当店では原則、調整をお断りしています。
他店で購入予定ですが、診療情報提供書は記載していただけますか?
紹介先の補聴器店が、認定補聴器技能士が常駐している認定補聴器販売店であれば記載できます。
一般外来に受診していただき、鼓膜所見、聴力評価を行い、翌日以降にお渡しできるようにいたします。ただし、既に購入した補聴器に対しては記載することはできません。
